缶カメラ

Can Camera



お菓子の空き缶を使って、最も簡単な缶カメラを作りました。

感光媒体:印画紙(キャビネ)、4×5inchフィルム
焦点距離:75mm
ピンホール径:0.3mm(アルミ箔)



シャッターはマグネットのシートを使用 上蓋の内側に遮光板を装着


内部には、感光体を固定するため両面テープが付けられています。

印画紙やフィルムは、両面テープにかなり強力に接着されるので、両面テープを貼っただけだと両面テープが感光体の方へ貼り付いて剥がれてしまいます。両面テープが剥がれないように両面テープの周りをセロテープ等で貼り付けると使用しやすくなります。




改造1

六切印画紙の1/2にカットしたものをセットできるように改造

六切印画紙を縦に半分にカットしたものを両脇の遮光板のところに差し込んで固定できるようにしてあります


湾曲の度合いが少ないため、両脇の光量が不足している。なるべく中央部と周辺部のピンホールからの距離を同程度にした方が光量の低下を少なく出来る。この缶カメラでは缶の奥行きが狭かったため、この大きさの印画紙を使用した場合これ以上の湾曲が出来ません。もっと奥行きのある缶を使用して作製した方がよいでしょう。



改造2


キャビネ版印画紙をセットできるように改造

キャビネ版の印画紙を湾曲した状態でセットできるようにしました。湾曲の度合いを可変できるようにクリップを使って固定しています。


テスト撮影

印画紙を平面に貼って撮影 印画紙を湾曲させて撮影

印画紙を湾曲させた写真は、上にある右の湾曲状態で撮影したものです。中央部が少し水平部分があるところをみると、撮影時に印画紙の中央部がカメラ(缶)の底に当たって押された状態での撮影だったと思われます。



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