簡易型 キャビネ版(印画紙)

設計図・作成手順


図面


作成手順

1.カメラ本体の作成

ア) カメラ本体の図面を板目紙等の厚い紙(厚さ約1mm)に書き切り取る。折り曲げる所はカッターナイフで表面に筋が付く程度に切り込みを入れ折り曲げ易くしておく。

イ) カメラの内部になる部分を墨汁やマジック等で黒く塗装しておく。

ウ) 印画紙ホルダーの作成

1. カメラ本体の内側に印画紙を挿入するホルダーを作成しておきます。

2. カメラ本体内側(図面(a)の位置の裏側)に図面1(10×130)を貼る。

3. カメラ本体内側(図面(b)の位置の裏側)に図面4(10×187)を貼る。

4. カメラ本体内側(図面(c)の位置の裏側)に図面5(20×187)を貼る。

5. カメラ本体内側(図面(a)の位置の裏側)に貼った図面1の上に図面2(20×110)を貼る。

6. 更にその上に図面3(20×130)を貼る。

エ) カメラ本体を組み立て、セロハンテープで固定する。

オ) 組み立てが済んだら、カメラ図面上部の部分と印画紙ホルダー上部をセロハンテープで止める。

2.カメラ上蓋の作成

ア) カメラ上蓋の図面を厚紙に書き切り取る。折り曲げ線で折りセロハンテープで固定する。

イ) カメラ本体にセロハンテープで固定する。(位置は写真を参照して下さい

3.シャッター(キャップ)の作成

ア) 図面6(直径35mmの円)を6枚切り取り糊で張り合わせる。

イ) 図面8(5×150)を切り取り、水でぬらして上記ア)で作成した円柱に巻き付けセロハンテープで借り止めし乾くまで置いておく。

ウ) 上記イ)が乾いたら、円柱に会うように糊付けして輪を作る。その上に図面7(直径38mmの円)を貼りキャップにする。はみ出た部分ははさみで切り取る。

エ) 上記ア)で作成した円柱の真ん中に直径1cmくらいの穴を開ける。ドリルでも良いし、カッターナイフでも開けられます。

4.ピンホールの作成

ア) アルミホイルに約0.3mmのピンホールを開ける。(開け方は、ピンホールの開け方を参照)

イ) 上記3のエ)で作成した中央に穴の開いた円柱にアルミホイル製のピンホールを糊で貼り付ける。

ウ) ピンホールを貼ったら、カメラ本体に木工用ボンド等で接着する。

5.外側の装飾(そのままでも良いのですが、水を通さない素材で覆っておく丈夫になります)

ア) 文具店、画材屋、日曜大工店等でカッティングシートは手に入ります。水を通さず丈夫で、裏に粘着材が付いているので各部分の大きさにカットして貼ればきれいに出来上がります。

イ) カメラ本体の角(周辺)はアルミテープやカラーガムテープを貼るとアクセントになると共に遮光の効果もでます。

6.画角を示す線の記入

カメラ本体の上部と左右に画角を示す線を入れると使用時に便利です。掲載したカメラでは銀色のガムテープを5mm幅にカットしたものを貼っています。



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