ハリアナ写真の「ブレ」

ブレには、被写体が動くことによるものと、カメラが動くこと(手ぶれ)がある。

ハリアナ写真のブレは、長時間露光による被写体が動くことによるものがほとんどです。撮影する場合、カメラをどこかに置くか、三脚を使用すること手ぶれは防ぐことができる。

普通のカメラで撮影する場合には、被写体の動く速さによりシャッタースピードを選び撮影が行われるが、ブレを撮影技術として使う場合がある。

1.流し撮り:動いている被写体をスローシャッター(1/15、1/30秒)で、被写体の動きにあわせてカメラを動かし動いている被写体がブレないように撮影を行うと、周りの動いていない被写体がブレて写ります。これにより、被写体の動きを強調される。(例えば、ジェットコースターに乗っている子供に合わせ流し撮りをする。飛んでいる鳥に合わせ流し撮りをする。)

2.カメラを固定した状態で、動いている被写体をスローシャッターで撮影して、被写体の動きを強調する。(例えば、風になびいている柳を撮影する。勢い良く走る列車のスピード感を表現する。)


ハリアナ写真の場合には、ブレはいろいろな表現方法として使える。

1.動きの速いものを写らないようにする。
  (例えば、走り去る車、行き交う人々)
2.ある程度の速さで動いているものはぼんやりと残る。
  (例えば、ゆっくり歩いている人、ベンチに座っている人、砂場で遊ぶ子供)
3.ゆっくり動くものは、その形が変形して写る。
  (例えば、交差点をゆっくり曲がる車、ゆたっり泳ぐ錦鯉、観覧車)
4.動いても元の位置に戻る反復運動をするものは、重なる部分が残り独特の画像が残る。
  (例えば、風に揺れる花・枝・葉、木馬)
5.海や湖の水面は、見た目とは大きく異なる写りとなる。
  (例えば、打ち寄せる波と岩、水面の反射)





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