ハリアナ写真の「フレア・ゴースト」




太陽光が直接レンズに入ると、放射状のフレアや絞りの形のゴーストが発生する。

ハリアナ写真の場合は、このフレアが非常に出やすい。上手い具合に作品にアクセントになるようなフレアは意図して出せるものではない。


普通のカメラで撮影する場合には、極力フレア・ゴーストの出現を軽減するように、レンズにコーティングをしたり、レンズフードをつける等している。しかし、これもまた表現の一つとして使われる場合がある。

1.クロスフィルターを使用して、夜景のなかのライトの光によりフレアを強調する。

2.偶然写りこんだフレアを作品とする。


フレアの出現を軽減させるには、太陽光を直接ハリアナへ入れないようにする。太陽光をさえぎるものが全く無い場合はむずかしいが、木の枝や葉により太陽光を直接当てないようにする。カメラのハリアナの部分をみて直射日光が当たっているかどうか確認すれば良い。直射日光が当たっていなければ、たとえフレアが出てもそう邪魔にならない場合が多い。


ニコライ堂の屋根に太陽が隠れた状態で撮影した。手前の歩道に少しフレアがある。

タンポポのワタボウシに太陽光を遮らせようとして失敗したが、出たフレアが悪くない状態だった。

完全に逆行だが、木の陰から撮影しているのでフレアがほとんど発生していない。
木の陰からちょっと外れると、フレアが発生。



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