青色セロハンの効果検証

Blue cellophane


青セロハンの効果
青色セロハンにより回折が大きい長波長をカットすることで、解像度を上げることは出来ないか検証してみました。
Gakkenの付録カメラ(焦点距離18mm)を使用して行いました。焦点距離18mmの場合赤色と青色波長の平均値を用いて最適孔径を計算すると、0.15mmとなります。
まず、ピンホール孔径0.15mmで撮影した後、青セロハン覆い更に撮影を行った。
次に、青色の波長で計算して求めた最適孔径0.12mmのピンホールを用いて同様に撮影をした。
青色セロハンを使用した場合、露光時間は2〜4倍必要となった。
画像の中央部のエアコン室外機の送風口を拡大して、解像度の向上があるか調べた。


全体像 中央部
ピンホール孔径0.15mm
↓ 青セロハン使用



ピンホール孔径0.12mm
↓ 青セロハン使用
                                       



結  果
ピンホール孔径0.15mm、0.12mmともに青色セロハンを使用すると、解像度が多少上がっているように見えるが、理論的に言えば、ピンホール孔径0.12mmのものに青色セロハンを使用したものが最も解像度が良くなると考えられるが、実際にはほんの少しだがピンホール孔径0.15mmに青色セロハンを使用したものが最も解像度が良い。


結  論
青色セロハンを使用しても、それほど大きな解像度の向上は見られない。




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