ハリアナ写真の「最適孔径」

ハリアナは小さな穴を開ければ写ってしまう?

最も適切な大きさのハリアナはどのくらいなのでしょう?

解像度を上げるためには、ハリアナの大きさは小さい方が良いのですが、光の特性として穴の端を通過する光は広がるという性質(回折)がある。そして、この回折現象は焦点距離が長くなると影響が大きくなるので、各焦点距離により最適なハリアナの大きさがある。

目安として、最適孔径を挙げると、

焦点距離   8mm  20mm  30mm  50mm  70mm  100mm
最適孔径  0.1mm 0.15mm  0.2mm 0.25mm  0.3mm  0.35mm


これについて理論的な関係式を導き出し当ている方もいらっしゃる。

最適孔径の詳細は、こちらをご覧下さい。


しかし、その関係式から算出した最適孔径が、画像にどれほどの影響があるのか検証を行ってみた。使用したカメラが8×10inchカットフィルムを使用したので、35mmフィルムやブローニーフィルムにおいては、そのまま当てはめるわけにはいきませんが、ご参考にしていただければと思う。

最適孔径の検証の詳細は、こちらをご覧下さい。

左のピンホールは、0.01mm厚の銅箔に直径0.30mmに開けたものです。



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